エコキャップ運動のきっかけ

エコキャップ運動は、女子高生がゴミの分別に基づいて、ぺットボトル、キャップ、ラベルの3つに分けて、清掃局に持ち込むと「ペットボトルはここに置いて、その他は燃えるゴミで・・・。」との発言に、分別は売れる物そうじゃない物を分ける為?

3Rの実態とは?などの社会やリサイクルに対する女子高生の疑問に対し、ペットボトルのキャップがリサイクルできるかどうか調べてみようという実証実験からスタートしました。

エコキャップ運動の目的

エコキャップ運動の目的は、リサイクルの促進CO2の削減売却益で発展途上国の医療支援の発足時は3つの目的でしたが、リサイクルの過程で雇用創出ができることがわかり、現在はこの3つの目的に加えて、障がい者・高齢者雇用促進などの4つの目的になりました。

私たちは発足当時から環境NPOとしてのミッションを1つ1つ達成してきました。現在は、特にリサイクルの過程で多くの障がい者の方々の雇用創出に力を入れています。

このプロジェクトは、障がい者の方々がキャップの分別や異物除去、キャップの破砕作業、キャップの運搬集荷などの継続的な仕事を創るエコステーション構想です。

このような丁寧な作業が、高品質の再生原材料になり、多くの製造メーカーなどのご理解をいただき、商品化されています。小さなキャップを通じて、多くの方々のご理解・ご協力をいただき、本格的なリサイクルの循環の輪が構築されています。

キャップを各地のキャップ送付先に送っていただいたり、神奈川県横浜の本部へ近隣の方々が持ち込んでいただいたり、エコキャップ運動は皆さまが身近に感じていただける運動になりました。

しかし、未だに「どこにキャップを送ればいいの?」といったお問い合わせもたくさんいただいております。これからは<各地域のスムーズな回収体制の改善><回収拠点の全国整備・拡大><キャップ運送費の軽減><企業・団体からの協力><キャップによる再生品の開発><再生品生産企業との提携>など各都道府県に回収体制を整備し地域でのリサイクルの促進を考えております。

これら一つ一つ実現に向け、エコキャップを核とした、地域の活性化、地球環境保護、福祉活動の一助になるようこの運動を推進して参ります。

活動の経緯

 

2005年10月神奈川総合産業高校の生徒達が、小田急線相模大野駅でキャップ運動への参加
を呼びかけ(チラシ配り)を行い、新聞等に掲載され、少しづつ活動の輪が広がっていった
2005年5月”ペットボトルのキャップを集め、医療支援に換える運動を始めよう”と、
いくつかの団体に活動への参加を呼びかけた
2005年7月呼びかけに応じてくれた、下記の2ヶ所で活動を開始
①神奈川県立神奈川総合産業高校(相模原市)
②大東文化大学練馬キャンパス/中板橋商店会(板橋区)
2006年1月取り組みを促進させるために、2006年1月1日付けで、組織を編成し
任意団体「エコキャップ推進全国連絡協議会」を設立
2007年11月2007年11月16日内閣府にNPO法人(特定非営利活動法人)の認証を申請
2007年12月2007年12月21日 キャップ回収件数:504件 総数量:9,442,676個 寄付金:236,060円
2007年4月全国展開必至の情勢を受け、名称を「エコキャップ推進協会」として、
NPO法人化を検討開始
2007年6月キャップ収集実績は
参加団体:約339団体、収集数量:3,271,675個
2007年8月2007年8月30日「エコキャップ推進協会」を設立
2008年10月2008年10月医療支援に
第3回目2,235,300円を寄附
総数量:125,036,085個  寄付金計:3,125,902円
2008年2月2008年2月8日内閣府よりNPO法人(特定非営利活動法人)を認証される
2008年6月2008年6月 第2回目654,542円を寄附
キャップ回収件数:1,930件 総数量:35,624,085個  寄付金計:890,602円
2009年11月2009年12月医療支援に
第5回目10,100,000円を寄附
総数量:744,156,085個  寄付金計:18,603,902円
2009年5月2009年5月医療支援に
第4回目5,378,000円を寄附
総数量:340,156,085個  寄付金計:8,503,902円
2010年11月2010年11月医療支援に
第7回目18,000,000円を寄附
総数量:2,064,156,085個  寄付金計:51,603,902円
2010年6月2010年6月医療支援に
第6回目15,000,000円を寄附
総数量:1,344,156,085個  寄付金計:33,603,902円
2011年12月2011年12月医療支援に
第8回目11,000,000円を寄附
寄付金計:62,603,902円
2011年5月2011年3月11日の東日本大震災で被災された
宮城県へ、5月14日義援金1,000万円を寄付
2011年7月2011年3月11日の東日本大震災で被災された
岩手県へ、7月15日義援金1,000万円を寄付
福島県へ、7月27日義援金1,000万円を寄付
2011年9月2011年3月11日の東日本大震災で被災された
茨城県へ、9月16日義援金1,000万円を寄付
義援金計:4,000万円
2012年7月2012年7月医療支援に
第9回目27,000,000円を寄附
寄付金計:89,603,902円
2013年12月「一般社団法人障害者自立推進機構」へ80万円の寄付。
2013年2月2013年2月医療支援に
第10回目の寄付。寄付金:25,000,000円
寄付金計:114,603,902円
2013年7月2013年7月シリア緊急支援募金に寄付。
寄付金:5,000,000円
寄付金計:119,603,902円
2013年8月2013年8月医療支援に第11回目の寄付。
寄付金:5,000,000円
寄付金計:124,603,902円
2013年9月「一般社団法人障害者自立推進機構」へ300万円の寄付。
2013年9月エコステーション構想のモデルケースとして、福島県郡山市に「エコステーション東日本」を開設する。
2014年5月アートを通じた障がい者自立支援活動「ユニバーサルアート」の、知的障がい者刺繍作品展「刺繍の小宇宙 きよみ展」運営に協力。
2014年5月鹿児島県大崎町とエコキャップ運動協働宣言を締結。エコステーションの開設を中心として企業誘致を通じた地産地消型リサイクルの実現に協働で取り組む。
2014年7月ボリショイサーカス特別協力のユニバーサルアート活動「サーカスを描こう」運営に協力。
2015年12月ブータン・ヘルス・トラストファンドの活動レポートの掲載。
2015年5月東京都の江東区社会福祉協議会が、江東区障害者福祉センターにてエコステーション事業を開始。
2015年8月在東京ブータン王国領事館を通じ、王国政府が設立した ブータン・ヘルス信託基金へ医療支援として500万円を寄付。今後途上国への支援活動は、大使館・領事館を通じて直接支援を行う方針を定める。
2015年9月鹿児島県大崎町の社会福祉法人愛生会が、エコステーション事業を開始。
2016年4月横浜市の知的障害者育成会が、「チャレンジフィールド」にてエコステーション事業を開始。