理事長挨拶


「キャップを捨てるのはもったいない」-これがキャップを集め始めた”きっかけ”です

img_report_20150803_4 理事長挨拶

 

子どもの発想に学ぶ

私たちは、子どもの声に耳を傾けているでしょうか。
私は、子どもたちの素朴な疑問に耳を傾けることの重要性を感じています。
当運動は、神奈川県の女子高校生たちのペットボトルの キャップを捨てるのは「もったいない」という声から始まりました。
その話を聞いた横浜の戸部小学校の児童が自主的に地域に啓発活動を行い、3ヶ月間で26万個のキャップを収集し、NHK「週刊こどもニュース」が取り上げると、全国の学校へと広がりました。
その後、公共広告機構・日韓共同キャンペーン「エコライバルになろう」のコマーシャルやJR東日本の車内モニターでPRされると全国的な認知度が高まりました。
子どもたちが環境のことや世界の貧困について学び語り合い、その課題解決の一助になりたいと、地域ボランティアの方々や企業CSRとの連携支援で更にこの運動は広がりました。
こうした子どもたちの純粋な想いと力は、地域の中小企業に、ペットボトルのキャップのリサイクルという新しいビジネスとリサイクル技術革新をもたらしました。
そして積極的にエコキャップ再生ペレットを活用した商品開発を推進する企業が増えてきています。
現在では、より高い品質の再生素材を納品できるように、全国の障がい者施設と連携して、
キャップの集荷搬送、キャップの分別、異物除去、破砕作業などの継続的な仕事を障がい者・高齢者雇用創出として推進しています。
これらの丁寧な作業により、高品質な素材をメーカーに提供されて、家電や自動車部品、家庭用品として還元されています。
このように、この運動を通じて、地域社会や企業が子どもたちの想いと力を支援するという社会貢献モデル構築ができました。
子どもたちの発想や力が社会に一石を投じ、リサイクルシステムや技術革新までもたらした訳です。なんと素晴らしいことでしょう。
子どもたちは時として素朴な疑問を投げかけ、大人が想像もしない発想をします。
未来を担う子供たちの声に耳を傾けましょう。
そして今、この運動が海外に広がろうとしています。
私は子どもたちの発想で生まれたこの日本のリサイクル運動が世界中に羽ばたくことを期待します。

 

NPO法人(府国生第130号内閣府認証)
エコキャップ推進協会
理事長 矢部 信司