近畿第一ブロック


この度のブロック制で、近畿第一ブロックをお任せすることになりました宮阪博己氏をここでご紹介します。

宮阪氏は中学生の少年期に父親(39歳)を亡くされ、母親に3人の兄妹の長男として育てられました。お父様が生前中学の教員をしておられた頃、学力についていけない子や貧困家庭で引きこもりの子が多いある村にお父様は就業後無償で教えに行っていました。その父親の姿を見て宮阪氏も高校卒業後、大阪で仕事に就かれてすぐにボランティアに参加されました。昭和51年から(旧)大阪ボランティア協会に登録され(旧)聖母整肢園に毎週水曜日にボランティアスタッフとして障がい者男子の入浴ボランティアをスタート。いろいろな事例、障がい児問題や貧困家庭問題などを解決しようと、起業をすることを決心。まずは街中でゴロゴロしている子どもたちに仕事を作ろうとポケットティッシュの配布会社を設立。昭和60年代当時に時給1100円以上を渡していたそうです。大阪・名古屋で総勢60名の子どもたちが仕事をすることの意義を学び、その子供たちが社会人になってからも彼らは多方面から現在の宮阪氏を支えているそうです。宮阪氏は国内の子ども支援だけでなく、17年前からアフガニスタンの支援を続けています。アフガニスタンは人類の運命を決める地点と呼ばれています。それは世界のケシの90%が栽培されている場所であり、麻薬のヘロインが作られているからです。そこに育つ子どもたちに理想とする人生はありません。宮阪氏はNGO宝塚アフガニスタン友好協会を通じて、さらにアフガニスタンに医療診察所を開設して医療活動を続けているNPO法人カレーズの会にもずっと支援を続けています。宮阪氏が主張しているように、「直接の姿が見える支援が大切であって、支援金がほとんど運営費で消えていないか、表に出てこない陰に隠れた反社会的組織に持って行かれていないか、真の寄付を求めます。

 

団体の中には私たちが知ることができない霞のかかった世界もあるのです。みなさんが責任ある支援者になることが大切であって、それがこれからの安定した社会を築く方法の最低条件だと思います。」

「これまで使われてきた支援金が有効に使われ、健全な組織が構築されていれば、すでに世界は変わっているはずです。」との宮阪氏のコメントです。

さて、国内の話に戻りますが、宮阪氏は平成11年度より大阪の釜ヶ崎(西成区)にあるカトリック系の「出会いの家」に(旧)大阪ボランティア協会を通じてホームレスの方への炊き出しのお手伝いを始められました。平成20年からはアメリカのリーマンショックの影響で大阪の難波にも多数のホームレスの方が集まったので365日年中無休の炊き出しが開始されました。今まで行政の支援を受けずに宮阪氏の稼ぎと知人の支援で今でも続けておられるようです。お米だけはカトリックの「出会いの家」からたくさん受け取ることが出来ているそうです。

私どもエコキャップ推進協会と宮阪氏の出会いは、2年前、宮阪氏が(社団)イエローリボン(監事)を立ち上げられ、障がい者B型作業所でのキャップの異物除去、色分別、シール剥がしという作業のお話がきっかけです。現在では8か所の障がい者施設(近畿地区)でこれらの作業をおこなっていただいています。

宮阪氏はACP株式会社も管理されており、自動車の中古部品(事故で傷が入ったが使える部品)を近畿圏の500社の自動車板金塗装会社から買い取ってその部品を清掃する作業を障がい者就労支援施設に取り次ぐ担当もしています。

そこで使用できないバンパー(キャップの成分に近い)やポリプロピレン精製品は、キャップを粉砕する機械でチップにして資源リサイクルをしています。

すべてが満点のシステムを構築しています。

 

 

以上のことから今回近畿第一ブロックのブロック長に宮阪博己氏を抜擢させていただいたことをお知らせいたします。

ポリオ撲滅により発展途上国の支援体制も変わってきています。

「現在、国内でも6人に1人が貧困家庭と言われています。単に食事ができないだけでなく、相談する大人がいないことが問題なのです。」と宮阪氏は言っています。

国内の貧困対策を一NPOが解決することはできませんが、その一助となることはできます。

近畿第一ブロックの「こども食堂」の運営ノウハウは15年に及んでおり、生活保護世帯よりも、シングルマザーで頑張っている非課税世帯の方々の方が、生活が困窮している場合が多いそうです。日本全体が貧しかった時代を経験している世代の方は、現在の二極化した収入格差が学歴格差を生んでいることがおわかりだと思います。

貧困は連鎖して負のスパイラルを構築していきます。現在、宮阪氏は関西シェフ同友会の事務局長もしておられて、宮阪氏の考え方や意見に賛同、今後、エコキャップ推進協会は、各ブロックと連携して、子ども食堂事業も展開していきます。

 

 

調理を担当しているのは、関西シェフ同友会に方々です。関西の一流ホテルの料理長、総料理長の方々で、会長は日本で初めてフランス料理をもたらした方です。日本で国際的な晩餐会などがあるときは、選ばれるような人材です。

 (例)

 大阪新阪急ホテル 特別料理顧問 ・ ㈱近鉄都ホテル 総料理長
 国際ホテル 総料理長 ・ ㈱JR四国ホテル 総料理長
 ホテルグランビア 総料理長 ・ 大津プリンスホテル料理長
 グランドホテル 総料理長  他 会員140名

 

宮阪氏は「17年前からホームレスの方々と接してきて、人は如何にして住まいと食事をみなさんと同じように得ることができるか、大人になる前の幼少期にちゃんと常識を身に付けることが必要だと思います。まずはちゃんと挨拶ができないとダメです。ありがとうの一言が言えないとダメです。ホームレスの方は社会から落ちこぼれる原因を何かもっています。心の病、精神疾患など大人になってからでは治すのは難しいと思います。子どもの時にちゃんとした生活のリズムをつくり、健全な精神を育成することが重要だと思います。」と言っています。国外の子どもも大切ですが、日本の子どもの6人に1人という貧困家庭の問題を考える時、子どもたちが将来体も心も健全な大人になるように、地域の大人とコミュニケーションがとれる場所「子ども食堂」を各ブロックに展開していきたいと当協会は考えています。