子ども食堂プロジェクト

近畿地区を中心に毎月子ども食堂を開設しています。多くのお子さんの参加がありますが、子ども食堂の開設は月に1回から2回程度というのが他団体も同じです。子どもたちが始めた運動を地域の大人が支えていくこと。そして貧困や医療支援で苦しむ子どもたちに還元されていくことが重要ではないでしょうか。幼児期・少年期に健全な心と身体を育成することは大切です。

子ども食堂の取り組み

子ども食堂プロジェクトは、すでに関西地域では定期的な開設をおこなっています。子どもにとって食事の時間は単に食べることでだけではなく、一日の振り返りや出来事をかたりあえる場でなくてはなりません。近い将来、日本初となる月曜~金曜開設の子ども食堂事業改革書を発表します。

かつての日本は戦後復興の経験をしてきました。国民全体が貧しく、神武景気で国民の生活環境も良くなった時代です。現在はどうでしょうか?一流企業にはいってもリストラされて住宅ローンは支払えず、貧困家庭になる2極化の時代です。SDGsの提言する項目は発展途上国に限ったことではなく、日本においてもこれらの問題は解決されているとはいえません。

新しいタイプの貧困は、一流企業からリストラになり、家庭経済の崩壊によるもの、雇用形態も正社員契約ばかりでなく、派遣解約が増えることで、ある年齢になると就職や家庭経済に支障が生じてくるケースなど、多種多様です。

貧困への脱却を考えた場合、雇用形態の改善も必要です。就職したときは一流企業でもリストラや企業自体事業を外国資本に売却するなど、激動の時代に突入しています。経済的な背景で、シングルマザーやシングルファザーの増加、ネグレストや家庭内暴力の問題など、子どもが大人との話ができない時代に残念ながらなりはじめています。

「子ども食堂」のボランティア募集

実際に「子ども食堂」を運営してみて、問題点がいくつか見えてきました。まず、運営母体がしっかりしないと、開設して2・3回で中止となること。月1回の開設は「子ども食堂」の90%ですが、これでは貧困家庭の一助とはならない。ある子ども食堂では、幼稚園の1クラスの子どもと保護者が占拠して、その意味がつたわらない。また、貧困家庭の子どもが差別を受けるなどの弊害がでている。これらの問題点を勘案し、1号店を横浜に月曜日から金曜日オープンの「子ども食堂」を開設する事業計画です。資金はクラウンフォンディングで調達、寄付型自動販売機の売り上げ、ランチタイムは近隣のサラリーマンに利用していただく計画です。この新しい形式の「子ども食堂」の運営に興味があるボランティアを募集しています。料理教室を考えている方、レストランの運営に興味のある方、皿洗い・厨房のボランティアなど多種多様な人材を求めています。